11月に入りロンドン市内はクリスマス一色。去年はコロ助の影響で家族での集いを避けた家庭も多かった為、今年のクリスマスを楽しみにしているイギリス国民は多い。そこへ現れたオミクロン株の出現でイギリス人の心は一気に沈んだ。 今年もか~!! このまま何事も無くワクチンに守られて冬を過ごせるのか?と密かに思っていた一方で、心の片隅のどこかに「やぁーそんな訳けないでしょう?」と悪魔と天使の会話が聞こえていた矢先の出来事。
私が今これを書いている時点でイギリスでは3人の感染者が確認されている。そのうち一人はトランジットでロンドンに短期滞在しそのままイギリスから出国したようだ。その人がその後何処へ行ったかは発表されていない。

イギリス政府のオミクロン株対応
11月28日から海外からの帰国者全員がワクチンを2回以上打っている人もPCRテスト必須となり、その結果が出るまでホテルまたは自宅で隔離という事となった。屋内の公共の場でのマスクの着用も必須。 7年生以上の子供たち(セカンダリー)も授業以外の学生が集まる屋内(indoor communal area)ではマスクの着用が必須となった。
7月半ばにすべての規制が解除されて以来、マスク着用率が徐々に下がっており、地下鉄での着用率は個人的感覚で50%弱まで下がっていたように思えていた。しかしオミクロン株出現で11月30日より(特別な理由がない限り)着用必須へ変更となった。これはワクチンのオミクロン株に対する効果度が未だ不明な為、英国政府が取った対策である。ここ2年程「アクションが遅い」と言われ続けた英国政府、今回はアクションは早かったが野党(労働党)からすると、対策が甘すぎる、もう一歩踏み込んだ自宅勤務推奨もするべきだ!という意見も出ている次第。
とは言え、最終的にどうするかは各企業が判断して基準を決めるという事になる。政府が「オフィスに戻れ!」と推奨しても従わなかったところは多い。未だ一度もオフィスへ戻ることを推奨してない日系企業も存在する様だ。ただでさえ、冬はコロ助じゃなくてもインフルエンザなどの病気が流行りやすい時期だから理解は出来る。
私の勤務先も一部の部署では週1回の出勤から自宅勤務に方針が変更になった。結局10月から始まった週一回のオフィス通勤も2か月という短命で終了。しかし、これはあくまでも推奨ということで、どうしてもオフィスで仕事をしたいという人を止めることはできない。ともあれ、方針の変更は何となく想像がついていた。11月から週2回出勤を予定していたが結局実施されなかったしね。
私の一番の懸念は学校。我が息子のセカンダリーが始まった今年。勉強も急にレベルアップしたのでオンライン授業にだけは戻ってほしくない。

寒くなったら冬眠しよう!
イギリスは完全封鎖とはなっていないが、日本政府は外国からの外国人渡航者を少なくとも1か月は禁止という、さすが鎖国的な方針を取ったようだ。
冬にスキーをしたい人は雪の降る地区に移住しない限りもうここ数年は無理ってことなのかな?ここだけの話、個人的にそれは嬉しい話(実はスノボは好きではない割に大金が掛かるホリデー)、でもスノボ大好きの我が家のお父ちゃんにとっては悲しい現実である。
そうだ、冬が来たら世界中で冬眠するようになったら良いんじゃないかな? みんなが冬眠したら環境問題も解決して一石二鳥。 赤道近くのあたたかい国々はともあれ、寒くなったら寝るって人間にとっても凄く自然だと思うけど。 それに、冬眠してたら南アフリカからどんな変異株が出現しようとも感染しようがない(笑)すごくいいアイディアだと思うけどね。
